あゆむブログ

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「記憶に残りやすい本の読み方」科学を使って効率よく記憶に残す読み方を説明します

あなたは、今本をどのように読んでいますか?朗読だったり、気になったところ紙に書いたりと様々な読み方をしていると思います。

今回は、読み方を知らないあなたに、科学を使った、記憶に残りやすい読み方を解説していきます。

本を読むためには、読書サイクルを知らないといけません。読書サイクルには、3つのステップがあります。1つ目は一番重要な本を読む準備をするということです。2つ目は、本の読み方を知るです。3つ目は、本から得た知識をアウトプットするす。この3つが読書サイクルになります。

本を読む準備が一番重要なので下のリンクの記事をまず見てください。

https://blog.hatena.ne.jp/hiayumu/hiayumu.hatenablog.com/edit?entry=26006613769974388

そして、今回は2つ目の本の読み方について解説していきます。

本の読み方とは、具体的には理解力や、記憶力を高める読み方ということです。これを、知っているかい、いないかは大きく変わってきますので、最後までお付き合いください。

 

記憶に残りやすい本の読み方テクニック

記憶に残りやすくするためのテクニックは5つあります。

1つ目「予測読み」2つ目「視覚化読み」3つ目「つなげ読み」4つ目「要するに読み」5つ目「質問読み」の5つのテクニックがあります。

この、テクニックについて次から解説していきます。

記憶に残りやす本の読み方1.予測読み

あなたは、本を読む前に何かしますか?本を買ったらすぐに開いて読み始めると思います。でも、それだと記憶に残すことはできません。

しかし、本を読む前に1つのテクニックを行うことで、記憶に残りやすくすることができます。それが、「予測読み」です。

予測読み」とは、文字の通り本の内容を予測してから読むということです。これをするだけで、記憶に残りやすくなるのです。

では、読み方の手順を話していきます。

まずは、本とタイトルや、目次、著者のプロフィールをチャックします。

「予測読み」に重要なのは、自分の過去の経験や知識を使って本にどんなことが書いてあるのか予測することです。

例えば、ダイエットの本だと、「脂肪を燃やすためには、有酸素運動が大事」「食事を改善して脂肪をつきにくくする」などの予想ができると思います。

そして、本に対する予想を書くときは、必ず箇条書きで書きましょう。そしたら、本を読んでいるときに、自分の予測と本の内容を見比べることができ、本に自分の知らない情報があればあるほど記憶に残りやすくなります。

とにかく大事なのは、予測した本の内容と読み終えた内容を比較することです。

そして、もう一つ効果があります。本を日ごろ1日で読み切ることができない人には、最適です。9割の人が本の最初の1章で挫折しているのです。

しかし、「予測読み」で自分の求めている情報が明確になるので、目次を見てどの章から読めばよいのかがつかめてきます。そしたら、そこから読めばよいのです。

ここで大切なのは、自分が興味のある章から読むことです。そうすることで、1冊を読むハードルも下がり、欲しい知識を手に入れることができます。

結果、本の知識を忘れることなく記憶に残すことができるのです。

記憶に残りやすい読み方2.「視覚化読み」

「視覚化読み」とは、読んだ内容を頭の中でビジュアル化、映像的に膨らませる読み方です。

あなたも、映画とか漫画の内容を友達に話すときは覚えているから具体的に話せると思います。でも、実用書や参考書、論文などになるとストーリー性どころか、キャラクターも出てきません。

ビジュアル化かができていないと、本の内容が頭から抜けていきます。しかし、ビジュアル化し、ストーリー性を持たせて読むのが「視覚化読み」になるのです。

しかし、実用書には、ストーリーがないからどうしたらよいのかと迷うと思います。でも、意識的に手順を踏んでビジュアル化すれば、内容を記憶に残すことができます。その方法が、理論構造を絵でイメージするです。

理論構造は、「前提」「解説」「結論」をひとまとめにしたことを言います。

そして、理論構造を頭の中で物体としてイメージします。自分の求めていたものを「前提」として、読んだ内容に含まれていた役立つ知識を「解説」にし、誰かに話す状況を想像しながら「結論」を要約する。これが、このような形にします。

そして、下記のようなマインドマップにして、空いた時間に見て記憶に定着させるのです。

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Googleより   マインドマップ

では、実用書などで視覚化読みを実践してみましょう。ポイントは、あなたが役立つと感じたところをピックアップし、それをパーツごとにまとめ、理論構造にして、ビジュアル化することです。

  • 自分が求めていることは「A」で、その答えは「B」と書かれている。
  • 著者が根拠として挙げているのは、「C」という実験や「Ⅾ」というデータ。
  • 誰かに話すときは、「A」の答えは「B」。なぜなら、「C」という実験があり「Ⅾ」というデータがあるから。

このように、つながりでイメージすることで記憶に定着する効果が得られます。そして、1冊の本で実践する場合は、まとめた理論構造がたまったら、そこからキーワードを抽出して、ビジュアル化するのです。

これが、「視覚化読み」になります。

記憶に残りやすい本の読み方3.「つなげ読み」

「つなげ読み」とは、本の内容を、自分の過去の経験やすでに知っている知識と結びつなげて記憶に定着させる読み方です。

脳は、新たな情報を受け取った時に。他の記憶と結びつかないものは、重要でないと判断し、すぐに忘れていく性質があります。

逆に、他の知識と結び付けると、脳がこの情報は重要と判断し、記憶に残りやすくなるのです。

そして、つなげる先は3つあります。

  • テキスト・トゥ・テキスト

「この本の内容は、前に読んだ本と近い内容が書いてあるな」とこのように、今読んでるテキストと過去に読んだことあるテキストをつなげて読む方法です。

シリーズ本や続編などはこの読み方が使えます。

  • テキスト・トゥ・セルフ

「このテキストに書いてあることは、自分の過去にあったことに似てないだろうか」「確かに自分もこんな経験がある」などと、自分の過去の経験とテキストの内容をつなげる方法です。

これは、自分の脳が過去の経験とつながりインプットされて、それは感情を伴ったエピソードになり記憶に残りやすくなるのです。

感情は扁桃核と関わりがあり、扁桃核が刺激されると、その近くにある記憶をつかさどる海馬の働きも活発になり記憶に定着しやすくなるのです。

  • テキスト・トゥ・ワールド

この本に書いてあることは、ニュースで見たことあるぞ」「この本に書いてあることは実際に起きていることではないか」と、世界で起きている出来事とテキストの内容をつなげる方法です。

 

本を読みながら自分の知識、経験、世の中の出来事の3つにつなげて読むのが「つなげ読み」になります。そして、本への理解度を深めていくのです。覚えたいところを絞って使うようにしましょう。

つまり、互いにつながりあった情報は抜け落ちにくい状態になり記憶に残りやすくなるのです。なので、あなたも実践してみてください。

記憶に残りやすい本の読み方4.「要するに読み」

要するに読みとは、「ここに書かれている内容は、要するにこういうことか」と

本の内容を自分のことばに砕いて理解する読み方になります。

あなたも、したことあるのではないかと思います。そして、この読み方には、2段階の使い方があります。

1段階目は、本をじっくりと読むのが苦手、読むのに時間がかかってしまう人にお勧めです。

方法は、じっくり読むのではなく、各章を拾い読みし、章ごとに「要するに、こういうことが書いてある。」と要約します。ここで大切なのは、自分の言葉で「ここはこうでしょう」と言い切ってしまうことです。

ポイントは、1行で短く感想や印象を書きそえて、大げさなくらいに感情を入れることです。すると、自分がどこに興味を持ち、読むべきでないところが判断できる材料ができます。

このように、自分が読むべきポイントを把握できるので、読書スピードを上げる効果があります。

 しかし、「要するに読み」には、もう1つの効果があります。それは、内容に優先順位をつけることができることです。

それは、目次を見て本の内容をざっくりと要約し、自分に役立つところ、興味があるところを選び、優先順位をつけることができます。このように、自分の都合に合わせて読むべき順番を決めると、目的意識が高まり、集中して読むことができるのです。

だから、無駄を大幅にはぶくことができます。

 次に、2段階目の「要するに読み」を紹介します。

それは、優先順位を付けたものを絞り、さらに頭に刻みこむことです。本に、書かれていることを自分の中で、必要だと思うところを「自分の言葉」で要約することが大事なのです。 

例えば、この記事だと要するに、つなげ読みをすることで、脳が本の内容を重要だと思い記憶に定着しやすくなる。だから、本を読むときは、何かつながりがないか探してみて、つなげてみることが大切だ。

このように、自分の言葉でまとめることで自分ごとになり記憶に定着しやすくなるのです。ここでおすすめなのが、感情や感想を入れてすることがおすすめです。

本を読んで内容を受け止めても役に立ちません。自分から仕掛け、自分ごとで考えて初めて人生に影響するのです。そのことを忘れないようにしましょう。

記憶に残りやすい本の読み方5.「質問読み」

「質問読み」とは、本に質問をする読み方です。この読み方、理解度を深めるために最も効果の良いテクニックです。

理由は、読む行為のインプットに対して疑問を持ち、自分で質問して答えを作るというアウトプットをすることで、理解力、記憶力を高めてくれるからです。

この読み方の仕方は、本を読む前にどの本にでも合う質問を用意ておくことき、読んでいる最中にその質問に対する自分の答えを探していきます。

どのような質問かは、ハジェテペ大学が17個の質問を用意しています。

  1. この本が挙げている問題提起は何か?どんな問題を提示し、どんな解決策を提供しているのか?
  2. この本はどのように始まり、どのように終わったか?
  3. あなたはこの本から何を学びたいか。
  4. この本が同じジャンルの本と似ている部分、違う部分はどこか?
  5. この本はなぜ重要なのか。
  6. この本の内容はタイトルとあっているのか。この本のタイトルをあなたがつけるとしたら。
  7. この本のキーポイントやコンセプトはなんだ。
  8. 本の書き出しをチェックして、著者は読者を引き込むためにどんなトピックを使っているのか。
  9. 本で扱われているビジュアル要素、チャート・地図・ラベル・グラフ・写真・図解から何を学んだか。それらの要素からどんな種類の情報を得たのか
  10. 著者は読者に対してどのように考えてほしいと思っているのか。
  11. 人に勧めるときにどの章のどの部分を一番に取り上げるか。
  12. 作者はこの本を面白くするためにどんな工夫をしているだろうか。
  13. 作者の主張のどこに賛成できるだろうか、その理由は。
  14. テーマを説明するために作者はどのような事例を挙げているだろうか。一番興味深かった事例は。
  15. この本を読んでいるときにどのような感覚になったか。
  16. この本で最も重要な一文はどれか。その理由は。
  17. 本の内容を振り返って一番心に刺さった個所はどこか。

この質問から3、4つ選ぶようにしましょう。

大事なのは、質問を頭に本を読み進め、自分なりの答えを探すことです。

人間の脳は疑問に思ったことの答えを探す性質があります。これを、利用して、自問自答を繰り返しながら記憶の定着を深めていくのです。

これが、「質問読み」になります。

まとめ

  • 「予測読み」は、本を読む前にどんな事が書かれているのか予測し、比べながら読む。
  • 「視覚化読み」は、本の内容をビジュアル化し、ストーリー性を持たせることが大事。
  • 「つなげ読み」は、依然読んだ本や、自分の知識、経験、世界の出来事などに関連させながら読むことで記憶に残るようにする。
  • 「要するに読み」は、本の内容を自分の言葉でまとめることで理解度を深めることができる。
  • 「質問読み」は、本を読む前に質問を準備しておき、その質問を本の中から自分なりの答えを見つけ、記憶に定着しやすくすることができる。

この5つの読み方を実践し、本への理解度を深め、記憶に定着させましょう。そして、本の内容を実践することで、人生を変えることができます。だから、この5つを実践しましょう。